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「自然素材」の魅力~その3~(炭化コルク)2025年4月16日(水)

みなさん、「炭化コルク(たんかこるく)」って聞いたことがありますか?
名前だけ聞くとちょっぴり難しそうですが、実はとてもナチュラルでエコな建築素材。しかも、わたしたちの暮らしにうれしい機能がぎゅっと詰まっているんです。
最近は、“自然素材の家”が気になるという声をよく耳にします。
体にやさしい素材を選びたい。空気がきれいな家で子育てしたい。――そんな思い、きっと多くの方が共感できるのではないでしょうか?
今回は、そんな想いにぴったりの「炭化コルク」について、少しだけお話しいたします。

✦ ワインのコルクが、住まいの断熱材に?

炭化コルクは、コルク樫(がし)という木の樹皮を、800度という高温で蒸し焼きにして作られる素材です。
驚くのは、その原料。使われるのは、ワインの栓には使えなかったコルクや、その製造過程で出た端材たち。廃棄されるはずだったものが、再び命を吹き込まれるように、炭化コルクとして生まれ変わるんです。
しかも、接着剤などの化学物質は一切不使用自然の“ヤニ”の力だけで固められるから、体にもとてもやさしい。
まさに“自然が作った自然素材”なんです。

✦ 地球にも人にも、やさしいサイクル

コルク樫の木は、木そのものを切って使うのではなく、表面の樹皮だけを数年おきに収穫します。木はまたゆっくりと、数年かけて再生していくのです
ちなみに初めて剥がした「バージンコルク」はゴツゴツしていてワイン栓には向かないのですが、炭化コルクにはぴったり。自然素材を、無駄なく、大切に。そんなやさしさに包まれた素材です。

✦ 暮らしをちょっと素敵にしてくれる炭化コルクの魅力

では実際に、炭化コルクがどんな風に暮らしに役立つのか、いくつかご紹介してみましょう。

✅ 夏は涼しく、冬はあたたかく
無数の気泡を内包するコルクは、空気をしっかり蓄える性質が。断熱材としてとても優秀で、まるで家全体が“ふわり”と包まれるようなあたたかさです。
✅ 湿気を吸ったり、吐いたりしてくれる
梅雨のジメジメや、冬の乾燥が気になる時期にも、炭化コルクが自然に湿度を調節してくれます。まるで、家に“呼吸する壁”があるような感覚です。
✅ 空気をきれいに、おだやかに
有害な物質やニオイを吸着してくれる性質もあるので、小さなお子さまや敏感肌の方にもやさしい環境づくりに。
✅ ダニを寄せつけない、天然の防虫効果
虫が嫌がる“スベリン”という成分が、炭化コルクには自然に含まれています。薬剤に頼らなくても、安心できる住まいへ。
✅ 音にも配慮した、静かな暮らし
音を吸収する力もあり、室内の響きもやわらげてくれます。家族の声も心地よく、生活音も優しくなじむ空間に。

✦ 普段は見えないけれど・・・

四国建設の藍住モデルハウスでも、この炭化コルクを断熱材として採用しています。
完成後は、壁の内側に隠れてしまって見えないけれど、住む人の毎日にしっかりと寄り添い、守ってくれている存在です。
目には見えないけれど、毎日を支えてくれるもの。
それが、炭化コルクのような“自然素材の魅力”なのかもしれません。
触れて、感じて、そして暮らしの中でふとした安心感を与えてくれる素材たち。これからの家づくりに、そんな自然のぬくもりを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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