子どもの「今」と「未来」を考えた住まいづくり2025年4月9日(水)
子どもの笑い声が響く、穏やかな午後。
ふと部屋を見渡すと、おもちゃがあちこちに転がって、テーブルの角にはガード、壁には手形のアート…。
「この家も、少しずつ“子どもと一緒に”育ってるんだな」と思う瞬間です。
私たちの暮らしは、子どもの成長とともに絶えず変化していきます。だからこそ、住まいも「今」に合わせながら、未来を見越して整える視点が必要です。
本日は、幼児期〜小学生までの成長段階に応じた、暮らしの工夫と住まいづくりのアイデアをご紹介します。
🧸 1. 乳幼児期(0〜3歳)
✦ 安心と親密さを重視した“つながる空間”へ
この時期は「親の目が届く」「気配を感じられる」ことがなにより大切。
リビングを中心に、小さな遊びスペースやお昼寝スペースをつくると安心感が生まれます。
✅ アイデア例
・キッチンから見える位置に“ベビースペース”を設ける
・床はクッションマット+柔らかいラグを重ねて安全に
・おもちゃ収納は“取り出しやすく・片付けやすく”を意識(低めの棚、バスケット収納が◎)
💡Point:親が家事中でも、声や視線が届くことで、子どもも落ち着きます。
✏️ 2. 幼児〜就学前(3〜6歳)
✦ 自主性を育む“ひとりでできる”仕掛け
好奇心が一気に広がり、「じぶんでやりたい!」が芽生える時期。
住まいの中に“成功体験”を積み重ねられる仕組みを取り入れましょう。
✅ アイデア例
・子どもの高さに合わせたハンガーやフックで「お片付けの練習」
・洗面台のステップ台+ミラーで「自分で歯みがき」
・ドアの開け閉め、電気のスイッチなども“届く設計”に見直し
💡Point:子どもに「この家は自分の場所なんだ」と思わせてあげるように配慮いたしましょう。
🎒 3. 小学生(6〜12歳)
✦ 自立と集中を促す“切り替えができる空間”
この時期は、遊びと学び、ONとOFFの切り替えが重要になります。
すべてを個室で分けなくても、「空間の役割」をはっきりさせることでメリハリがつきます。
✅ アイデア例
・リビングの一角に“学びのコーナー”を(リビング学習が定着しやすい)
・家族共有スペースに「小さな掲示板」を設けて、プリントや時間割の管理に
・将来的に個室へと仕切れるよう、可動式の家具やカーテンを活用するのも◎
💡Point:集中したいとき、リラックスしたいとき、それぞれに“居場所”があると安心です。
🏡 4. ずっと使える住まいの工夫
成長に合わせて住まいを変えていく中でも、「これはずっと使える」という工夫もあります。
✅ 多目的なスペースを活かす
リビング横に小上がりの和室や、土間スペースがあると、赤ちゃんのお昼寝→遊び場→趣味のスペース…と、用途が変えやすく便利。
✅ 家族全員の“動線”を見直す
たとえば「帰宅後のランドセル置き場」「朝の支度コーナー」など、動線を整えると、親子の時間にゆとりが生まれます。
子どもの成長はあっという間。でも、住まいの中で共に過ごす“何気ない日々”こそが、かけがえのない時間です。
住まいは、ただの器ではなく、子どもの「心」と「身体」を育てる大切なフィールド。成長に合わせて少しずつ変化する空間が、きっと家族の絆をより深めてくれるはずです。
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