暖房に頼りすぎない暮らし。自然の力で冬をあたたかく2025年11月26日(水)
冬の寒さは、ただ耐えるべきものではなく、自然との距離感を考え直すきっかけになるものです。
徳島(四国)の冬は、北国ほど厳しくないとはいえ、朝晩は肌を刺すような冷たさになる日もあります。そんなとき私たちは、リモコンに手を伸ばし、暖房の温度設定を少しだけ上げたくなるもの。
けれど、家づくりを少し見直せば・・・
暖房に頼りすぎなくても、冬をゆるやかにあたたかく暮らすことはできる。そのために必要なのは、最新機器でも贅沢な設備でもなく、自然の力と家の設計を上手に引き合わせることです。
太陽は、冬にこそ頼れる「もうひとつの暖房」
冬の太陽は低い位置を通り、南側の窓から光が入りやすい季節になります。
自然と家に差し込む陽の光は、電気代のかからないもうひとつの暖房。
・日中はしっかり光を取り込む
・カーテンやブラインドは光が入って温度は逃がさない素材に
・掃き出し窓の前に無垢材の床やタイルを敷き、蓄熱させる
四国地方のように比較的晴れが多い地域では、この太陽の恩恵が暖房よりずっと大きな役割を果たします。
家に入った光は、床や壁に蓄えられ、夜になってゆっくり放出される。そんな受動的で穏やかな暖房が暮らしを支えてくれるのです。
あたたかさは 「逃がさない工夫」 から生まれる
暖房に依存しない冬の暮らしで最も大切なのは、室内の熱そのものを大切に扱うこと。
四国地方でも、冬は北側の窓やドア、配管まわりから小さなすきま風が入り込みます。
・勝手口・玄関のパッキンを見直す
・換気扇の逆風対策
・カーテンは床に届く丈にして空気の通り道を減らす
・玄関や廊下にラグやマットを敷き、底冷え対策
どれも工事を必要としない小さな工夫でありながら、毎日の体感温度をやさしく押し上げてくれます。
換気は「寒さの敵」ではない
暖房効率を考えると、つい冬は換気の回数を減らしたくなります。
でも、
換気を止める → 湿度が高まる → 体感温度が下がる → さらに暖房が必要になる
この悪循環が起こりがち。
だからこそ冬は、
・数分だけ窓を開けて空気の通り道を確保
・部屋の対角線にある窓を開けると短時間で入れ替え可能
・こまめな換気のほうが部屋は温かさを保ちやすい
冷たい空気が一気に流れ込むより、短時間で軽く空気を入れ替えるほうが室温は安定します。
家は、人と同じように深呼吸が必要。
空気が軽く澄んでいる家は、そこで暮らす人の気持ちも自然と整っていきます。
自然素材が「体感温度」に働きかける
暖房をあまり使わなくても暖かく感じること。その鍵を握るのが素材です。
漆喰、珪藻土、無垢材・・・
自然素材には、
・湿気や熱を吸収・放出する調湿効果
・表面温度が下がりにくく、肌で触れた時に冷たさを感じにくい特性
・化学的な冷たさがない、やわらかい質感
など、快適性に直接働きかける力があります。
たとえば同じ室温18℃でも、合板フロアは冷たく感じ、無垢材はほんのり暖かい、ということがよくあります。
住む人が気づかないほど静かに、しかし確かに、自然素材は冬の体感温度を上げてくれるのです。
「暖房の数字を上げる前に」できること
我慢ではなく、工夫で暖かく暮らす。
・太陽の光を住まいに迎え入れる
・家の熱を逃がさない
・空気を澄ませる
・素材のぬくもりに委ねる
これらはどれも設備に依存しない、暮らしの方向転換。
冬の朝、カーテンを開けたときに差し込む柔らかな光。夕方、ほんのり暖かさを残す床の感触。自然の力に寄り添った家は、その小さな積み重ねを確かな暖かさに変えていきます。
暖房の温度設定を上げる前に、家が本来持っている力にそっと耳を澄ませてみませんか?
暮らしは、もっと軽やかで、もっとあたたかくなるはずです。
四国建設が手掛ける無添加住宅®の藍住モデルハウスでは実際に「無添加のぬくもり」をご体感いただけます。データではなく、見て、触って、感じて室内の快適さをご体感ください。




